シゲルヒラトリ（2008年生、母ノーブルデイズ）

シゲルヒラトリ（2008年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋平取（役なし取締役の略称）」。毛色は鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時11歳）と交配したノーブルデイズが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）井高牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方7戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、井高牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって378万円で落札された。

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

8月29日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったオヤシオにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

10月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

11月7日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた4戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

3歳（2011年）

5月21日、約6か月半の休養明けで迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

7月9日、中3週で迎えた7戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

8月20日、中5週で迎えた8戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着を確保した。

8月28日、連闘で迎えた9戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

10月3日、中4週で迎えた10戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、雪ノ下特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

11月11日、中5週で迎えた11戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、川崎ジョッキーズカップ（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた12戦目は、プラタナス特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

12月20日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、シクラメン特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

4歳（2012年）

3月20日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた14戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2五六（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた16戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。