ファルシオン（2020年生、母ヒバリエクスプレス）

ファルシオン（2020年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「剣の種類の一つ。父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のレッドファルクス（当時9歳）と交配したヒバリエクスプレスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上雅規。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

3月25日、デビュー戦は角田大和騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/重）に出走。馬体重は456kg。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では出色の末脚を披露し、6着に入り込んだ。

4月29日、中4週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったロードマンハイムにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

7月1日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のジャンマギアーナに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月9日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

10月1日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で幸英明騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

4歳（2024年）

2月4日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。