ヴァンナチュール（2020年生、母ジョイオブライフ）

ヴァンナチュール（2020年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「自然派ワイン(仏)。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴァンセンヌ（当時11歳）と交配したジョイオブライフが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は上井農場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、村上欽哉から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、徳永雅樹によって1,386万円で落札された。

林徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月2日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、伸びてきたサスツルギ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3歳（2023年）

1月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。17頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

1月29日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

4月2日、中8週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で津村明秀騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

4月23日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で津村明秀騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、オーサムデアラーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

6月11日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で津村明秀騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月25日、中1週で迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたフクノブルジュ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

7月9日、中1週で迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウカガに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月16日、中9週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（7戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（8戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4歳（2024年）

1月13日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（9戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

1月20日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（10戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

3月9日、中6週で迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（11戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、最後はローブエリタージュと並んで3着同着となった。

10月27日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた18戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの二本松特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。