ナムラビーム（2009年生、母クールベット）

ナムラビーム（2009年5月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋光線」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時12歳）と交配したクールベットが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）上島牧場。戦績は、中央平地21戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

大和田成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月16日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のトップフライアーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月4日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

3歳（2012年）

1月9日、中4週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

3月4日、中7週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

5月13日、中9週で迎えた7戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

7月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。15着に敗れた。

10月20日、中8週で迎えた10戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた11戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

4歳（2013年）

3月10日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月11日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。4着を確保した。

8月24日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（4戦0勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。4着に入った。

9月14日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したモンテネオを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

10月6日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ソレイユアルダンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月26日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（5戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた20戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた21戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志で渋太く粘り続けて、最後は2着のビービーボイジャーをクビ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。