アスクワンタイム（2021年生、母ディープインアスク）

アスクワンタイム（2021年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+もう一度、再び」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時13歳）と交配したディープインアスクが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（株）ASK STUD。2023年の小倉2歳ステークス(G3)に勝利した他、2025年の安土城ステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

梅田智之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

7月1日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中京（中京芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は438kg。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったクリノハレルヤに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

7月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のモンシュマンに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月3日、中6週で迎えた3戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のミルテンベルクをアタマ差振り切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

11月4日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

12月17日、中5週で迎えた5戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は岩田望来騎手（3戦2勝）。17頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

3歳（2024年）

4月13日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた7戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳G3の葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（4戦2勝）。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

4歳（2025年）

2月16日、約9か月の休み明けで迎えた9戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月27日、中9週で迎えた10戦目は、モルガナイトステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた11戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

6月1日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの安土城ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月12日、中5週で迎えた13戦目は、安達太良ステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

11月9日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、みちのくステークス（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。