フラワーパス（2003年生、母メジロキャニオン）

フラワーパス（2003年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「花の小路。父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時14歳）と交配したメジロキャニオンが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

サラブレッドクラブライオンにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

11月13日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

12月25日、中5週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

3歳（2006年）

1月29日、中4週で迎えた3戦目は、M.モンテリーゾ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったショウナンハイギアにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

2月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.モンテリーゾ騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

3月26日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた6戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入った。

5月21日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で塚田祥雄騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のマシロンガールをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

7月29日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

9月3日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

11月4日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

12月23日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に敗れた。

4歳（2007年）

2月3日、中5週で迎えた13戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

5月13日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

11月18日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた15戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。