マコトシニョーラ（2011年生、母マコトジョワイユー）

マコトシニョーラ（2011年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋淑女（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時14歳）と交配したマコトジョワイユーが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は出口繁夫。戦績は、中央平地8戦0勝、地方10戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年の一般B4。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

4月27日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は404kg。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月14日、中6週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月29日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月19日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

9月6日、中6週で迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

10月16日、中5週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオオエライジンメモリアル（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したリックバナードにアタマ差届かず2着に惜敗した。

10月21日、連闘で迎えた8戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた9戦目は、渡り鳥賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスリーマキシマムにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

11月13日、連闘で迎えた10戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のノルウェーノモリに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月2日、中2週で迎えた11戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、射手座特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2015年）

1月8日、中4週で迎えた12戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、モンスターバローズに半馬身交わされて2着となった。

1月27日、中2週で迎えた13戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、名古屋LJケンタウロスカップ（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた14戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のノルウェーノモリに3馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

2月16日、中1週で迎えた15戦目は、トサミズキ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったキングスバローズにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

3月10日、中2週で迎えた16戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（6戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラナモラーダを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

5月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。