アイサンサン（2022年生、母ウアジェト）

アイサンサン（2022年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「愛燦燦。深い愛情が太陽のように光を放ちながら全身に降り注ぐさま」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキズナ（当時12歳）と交配したウアジェトが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は株式会社サンデーヒルズ。主な勝ち鞍は2024年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

10月5日、デビュー戦は永島まなみ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したテレサを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

10月26日、中2週で迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るモンテシートを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2025年）

1月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

2月15日、中3週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラスのこぶし賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず3着に敗れた。

5月25日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 曇/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

8月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、田山旺佑騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエーデルヴェーグを3/4馬身振り切って2勝目を奪取した。

9月14日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田山旺佑騎手（1戦1勝）。17頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた8戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鷹巣山特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のマテンロウバローズに1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

11月8日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上3勝クラスの清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。