トラストエムシー（2020年生、母トゥーピー）

トラストエムシー（2020年2月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「独占的大企業+アナウンサー。中継のアナウンサーを独占する」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時19歳）と交配したトゥーピーが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ウエストヒルズによって3,960万円で落札された。

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

12月18日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

3歳（2023年）

1月8日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったコレオグラファーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

2月4日、中3週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

3月18日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、伸びてきたスティーロポリス決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジーニアスバローズを上がり2位タイの末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

5月6日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（4戦1勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい6着に終わった。

9月23日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田口貫太騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（5戦1勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり3着に終わった。

11月26日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（6戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（7戦1勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

4歳（2024年）

5月26日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田口貫太騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた13戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの一乗寺特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したメルトユアハートを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

7月6日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラスの若戸大橋特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

10月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの岩船特別（新潟芝2200m 雨/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず5着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラスの二本松特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエコロレイズにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。