メイショウアルザス（2009年生、母ヘイローマジック）

メイショウアルザス（2009年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋アルザスワインより」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時15歳）と交配したヘイローマジックが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地24戦1勝2着1回、地方2戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

1月21日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

2月25日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

6月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のコスモリボンに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

6月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

6月30日、連闘で迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

8月18日、中6週で迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

4歳（2013年）

2月24日、約6か月半の休み明けで迎えた9戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた11戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた12戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は武幸四郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた14戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

7月6日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

8月21日、中6週で迎えた16戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、加古川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、ブライトポジーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月17日、中3週で迎えた17戦目は、原田敬伍騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原田敬伍騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

10月12日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で原田敬伍騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで崩れずに走り抜いたが、ツルオカハチマンに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

10月26日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で原田敬伍騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

11月2日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で原田敬伍騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

12月4日、中4週で迎えた22戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフレンチに5馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

5歳（2014年）

2月8日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

5月11日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（京都芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は和田翼騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下のリボン賞（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。