ゼロスキャン（2006年生、母エクセルローズ）

ゼロスキャン（2006年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「零＋父名」。毛色は栗毛。種牡馬のスキャン（当時18歳）と交配したエクセルローズが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大道牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方31戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2008年のアタックチャレンジ。

経歴

デビュー前

黒川武厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

7月2日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったパープルマジックから8馬身差の2着となった。

7月10日、連闘で迎えた2戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のエイガゴールドに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月13日、中1週で迎えた4戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月27日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったフォーチュンガールから1馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ボンジュールにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月5日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた10戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったピエールフラミンゴにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

11月19日、中1週で迎えた11戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のグローバリストに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月23日、中4週で迎えた12戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のフレッシュステッキ特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

3歳（2009年）

1月2日、中0週で迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’09サンライズチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた14戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

2月25日、中3週で迎えた16戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたヘヤチョウ決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月11日、中1週で迎えた17戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のトミノペガサスをアタマ差振り切って断然人気に応えた。

4月3日、中2週で迎えた18戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦のうぐいす特別（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したゴールドサンサンにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月10日、中3週で迎えた20戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

5月20日、中0週で迎えた21戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた22戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた23戦目は、雷鳥特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた24戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のはまゆう特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた25戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の西瓜特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

8月7日、連闘で迎えた26戦目は、3歳（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた27戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

9月11日、中0週で迎えた28戦目は、長良川特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤裕太騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

9月23日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた29戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤裕太騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1七（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤裕太騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

10月15日、連闘で迎えた31戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1五六（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で實川純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。