ロードスクランブル（2000年生、母ビトウィーンザヘッジズ）

ロードスクランブル（2000年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋緊急発進」。毛色は鹿毛。種牡馬のウォーニング（当時15歳）と交配したビトウィーンザヘッジズが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）オリエント牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、中央障害1戦0勝、地方17戦12勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の九千部賞(C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オリエント牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、ケイアイファームによって1,732.5万円で落札された。

ロードサラブレッドオーナーズにて総額2,700万円（5.4万×500口）で一口馬主が募集された。

増沢末夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

6月29日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は500kg。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

7月6日、連闘で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず16着に終わった。

4歳（2004年）

3月28日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。13着に終わった。

6月5日、中9週で迎えた4戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイアイアスリートを上がり0位の末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

6月27日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアイアイアスリートを捕まえ切れず、8馬身差の2着に敗北した。

7月19日、中2週で迎えた6戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタムロエリーナに9馬身の差をつけて2勝目をマークした。

8月8日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチェルシーピアに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

9月11日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーコーフランドルに1馬身の差をつけて4勝目をマークした。

5歳（2005年）

2月11日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るザプレデターを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

2月28日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセンノシリウスに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月7日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（5戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエプソムスケールに2馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

3月19日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（6戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルチアフルに1馬身半の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

4月16日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島克也騎手（7戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のゴールデンジョオーを3/4馬身振り切って貫禄の8連勝を決めた。

5月5日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で鮫島克也騎手（8戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシノナウシカに1馬身半の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

5月28日、中2週で迎えた15戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で鮫島克也騎手（9戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のミスサイレンスを半馬身振り切って10連勝を達成した。

7月10日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で鮫島克也騎手（10戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた17戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川野幸治騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（11戦10勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイチヨウライフクに1馬身の差をつけて制した。

9月23日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（12戦11勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。