バリアシオンバレイ（1995年生、母ジェントルスピリット）

バリアシオンバレイ（1995年5月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時9歳）と交配したジェントルスピリットが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地27戦2勝、中央障害6戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の4歳500万下(牝)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにてで一口馬主が募集された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

9月6日、デビュー戦は千田輝彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るバンボリーナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1998年）

1月24日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月15日、中3週で迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた5戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1600m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下の夏木立賞（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた9戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝1400m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマルシゲサンサンを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

6月28日、連闘で迎えた10戦目は、4歳900万下のゆうすげステークス（阪神芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた11戦目は、3歳オープンの菩提樹ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の天王寺特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で白浜雄造騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の桃山特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で白浜雄造騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の男山特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で白浜雄造騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で白浜雄造騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の瀬戸内海特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で白浜雄造騎手（7戦1勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下のいわき特別（福島芝1700m 雨/不良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた18戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の渡利特別（福島芝1700m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月14日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の磐梯山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月21日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の福島放送賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた21戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の北摂特別（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

4歳（1999年）

1月10日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は白浜雄造騎手（8戦1勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下のテレビ埼玉杯（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の大津特別（京都芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は山田泰誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

2月28日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の御宿特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた27戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の千里山特別（阪神芝1600m 雨/重）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた28戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（9戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた29戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（10戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に55kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（11戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に55kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で白浜雄造騎手（12戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に55kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で白浜雄造騎手（13戦1勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内小雨/良）に55kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で白浜雄造騎手（14戦1勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。