ケイアイユリカゴ（1991年生、母カネアオイ）

Keiai Yurikago

1991.03.09

ケイアイユリカゴ（1991年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のルイヴイルサミツト（当時11歳）と交配したカネアオイが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は里深牧場。戦績は、中央平地10戦3勝。主な勝ち鞍は1994年の習志野特別(900万下 牝)。

経歴

デビュー前

久恒久夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

2月27日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は440kg。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出し、5着に入り込んだ。

4月9日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のケージークインに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

5月29日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手（4戦1勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入った。

6月11日、中1週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエーピーカシミアに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月10日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳900万下のさくらんぼステークス（福島芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の加治川特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

9月17日、中6週で迎えた9戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の習志野特別（中山芝2000m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリワードパフィンに5馬身の差をつけて優勝

10月2日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でA.ムンロ騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。