メローブリーズ（2014年生、母コンドルショット）

メローブリーズ（2014年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「柔らかなそよ風」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時10歳）と交配したコンドルショットが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は木村牧場。戦績は、中央平地11戦2勝。2016年の函館2歳ステークス(G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月3日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/重）に出走。馬体重は454kg。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハヤブサナンデダロを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月24日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

10月29日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のアルテミスステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦1勝）。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のビルズトレジャーを3/4馬身振り切って2勝目をゲットした。

3歳（2017年）

1月8日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に敗れた。

7月30日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

8月12日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1500m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず13着に終わった。

12月3日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は古川吉洋騎手（3戦1勝）。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり18着に終わった。

4歳（2018年）

1月6日、中4週で迎えた9戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

6月30日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず16着に終わった。