リタントゥセンダー（1989年生、母ナカミライラツク）

リタントゥセンダー（1989年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時9歳）と交配したナカミライラツクが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地36戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の桑折特別(500万下)。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

8月4日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 曇/不良）に出走。馬体重は436kg。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

8月11日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（函館芝1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた3戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1700m 晴/不良）に50kgの軽斤量で出走。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネルクリスタルに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

9月21日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのコスモス賞（函館芝1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

3歳（1992年）

2月2日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月8日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた7戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入った。

3月15日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月22日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のセルリアンシノをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4月12日、中2週で迎えた10戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下（京都芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスピードグッドを半馬身振り切って2勝目を手にした。

5月3日、連闘で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は橋本広喜騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（3戦0勝）。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

10月4日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、牝馬限定3歳G3のサファイヤステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は日吉正和騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で日吉正和騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた17戦目は、M.クラーク騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’92ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

12月12日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の鳥羽特別（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は日吉正和騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の江坂特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（6戦1勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4歳（1993年）

4月11日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、5歳以上900万下のJT賞’93阪神ヤングジョッキーズステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で日吉正和騎手（7戦1勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた21戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の紫野特別（京都芝2400m 外回り曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の舞子特別（阪神芝2200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は日吉正和騎手（8戦1勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月12日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の生田特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（9戦1勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

5歳（1994年）

4月23日、約10か月半の休み明けで迎えた25戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月7日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、5歳以上500万下（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入った。

11月26日、約7か月の休養明けで迎えた27戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月4日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

12月17日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

6歳（1995年）

1月28日、中5週で迎えた30戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた32戦目は、5歳以上500万下の渥美特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた33戦目は、5歳以上500万下（中京芝2500m 小雨/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

4月29日、中4週で迎えた34戦目は、5歳以上500万下の桑折特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョウザンヒカリを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って久方ぶりに勝利を挙げた。

5月13日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた35戦目は、5歳以上900万下の渡利特別（福島芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

5月28日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた36戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の舞子特別（中京芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（6戦1勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。