チョモランマ（2018年生、母ジョリーアップ）

チョモランマ（2018年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ヒマラヤ山脈にある世界最高峰の山」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時12歳）と交配したジョリーアップが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は大島牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C2十二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大島牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、小島將之によって1,404万円で落札された。

渡辺薫彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

4月4日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

6月5日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

8月15日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた6戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、中山定好&久子金婚式記念杯（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十二（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したシエルクリーガーに半馬身届かず2着に敗北した。

10月11日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗原大河騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンクショットに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、一般C2五（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で栗原大河騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったウォーバディを3/4馬身捉え切れず2着となった。

11月23日、中1週で迎えた10戦目は、タンザナイト賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で栗原大河騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で栗原大河騎手（5戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエイシンヒスイに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月21日、中1週で迎えた12戦目は、チェッカーベリー特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で栗原大河騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したナスノマイスターを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2022年）

3月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で栗原大河騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のグラスレガシーに2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4月3日、中2週で迎えた14戦目は、サニーベア山口まだ同期と馴染めてない記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で栗原大河騎手（8戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマカツリーダーに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月24日、中2週で迎えた15戦目は、羽奏こはくデビュー1周年おめでとう記念（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で栗原大河騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したエイリアスを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月17日、中2週で迎えた16戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で栗原大河騎手（10戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

6月28日、中5週で迎えた17戦目は、一般B2六（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で栗原大河騎手（11戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のメイショウシャチに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月27日、中8週で迎えた18戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

5歳（2023年）

1月14日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた19戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 雨/良）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

3月11日、中7週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は水沼元輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

2021年8月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。