ペイシャデザイヤー（2015年生、母ハーツデザイヤー）

ペイシャデザイヤー（2015年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のクロフネ（当時17歳）と交配したハーツデザイヤーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田扶美子。主な勝ち鞍は2021年の一般C3五六七。

経歴

デビュー前

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

7月16日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

3歳（2018年）

3月10日、約8か月の休み明けで迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた3戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた4戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

5月19日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた6戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、4着に入った。

7月1日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山田敬士騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で山田敬士騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡育也騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4歳（2019年）

2月15日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、柚子と流鏑馬の毛呂山賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

3月25日、中4週で迎えた12戦目は、馬産地北海道うまいものフェア賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

5月27日、中5週で迎えた14戦目は、一般C2三四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた15戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のライラック賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2三（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた17戦目は、愛知のお肉を食べよう!賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた18戦目は、寺島憂人騎手を鞍上に迎えて、あま～いくきくきくきくき久喜の梨賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

12月24日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、農産物ブランド OGAWA’N賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

5歳（2020年）

1月17日、中2週で迎えた20戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月21日、中4週で迎えた21戦目は、一般C3一二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた22戦目は、萩原ちゃんちゃんこ記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた23戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた24戦目は、一般C3一二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた25戦目は、稲苗月特別（浦和ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桜井光輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた26戦目は、ウルド賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桜井光輔騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた27戦目は、北島希望騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（浦和ダート2000m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた28戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、三浦国際市民マラソン記念（川崎ダート2000m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったザイマカに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月23日、連闘で迎えた29戦目は、ハイビスカス特別（浦和ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は桜井光輔騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた30戦目は、一般C3二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったククシカに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6歳（2021年）

2月3日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた31戦目は、一般C3五六七（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で桜井光輔騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた32戦目は、味の狭山茶賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桜井光輔騎手（7戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったコパノカーニバルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月3日、連闘で迎えた33戦目は、ヴィクトリア賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桜井光輔騎手（8戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

3月31日、中3週で迎えた34戦目は、一般C3五六七（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で桜井光輔騎手（9戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキョウエイレガードに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月2日、約5か月の休み明けで迎えた35戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（船橋ダート1500m 小雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

9月27日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた36戦目は、一般C3四五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のキャルフに2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

10月14日、中1週で迎えた37戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた38戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

11月26日、中3週で迎えた39戦目は、群馬県畜産協会長賞（浦和ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（8戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。