ユーベルント（2018年生、母ストームイメージ）

ユーベルント（2018年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「歓喜、歓声を上げて(音楽用語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時11歳）と交配したストームイメージが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松浦牧場。主な勝ち鞍は2021年の名古屋チャレンジカップミント賞。

経歴

デビュー前

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,560万円（3.9万×400口）で一口馬主が募集された。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

1月24日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1600m 小雨/不良）に出走。馬体重は428kg。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

5月23日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

6月30日、中4週で迎えた3戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップミント賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るニホンピロジャックを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2022年）

2月26日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

5月1日、中8週で迎えた5戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの桑折特別（福島芝2000m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの石打特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

10月23日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（2023年）

1月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

1月29日、中1週で迎えた9戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月26日、中7週で迎えた10戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

5月6日、中5週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内小雨/稍重）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月15日、中7週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月27日、中5週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月14日、中6週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大庭和弥騎手（6戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で大庭和弥騎手（7戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6歳（2024年）

1月27日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大庭和弥騎手（8戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大庭和弥騎手（9戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウキョウジに3馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

3月2日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で大庭和弥騎手（10戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。