ブロッケンリング（2017年生、母エバーローズ）

ブロッケンリング（2017年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ブロッケン現象＋輪」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時10歳）と交配したエバーローズが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はスピードフアーム。主な勝ち鞍は2021年の一般C1八。

経歴

デビュー前

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

7月7日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は412kg。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた2戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

3歳（2020年）

4月18日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は木幡育也騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

6月8日、中4週で迎えた7戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のピースワンパルフェに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月15日、連闘で迎えた8戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、3歳C1一（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C1二（水沢ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたレイワンダー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

7月14日、中1週で迎えた10戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳B2二（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた11戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳B2二（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

8月24日、中3週で迎えた12戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた13戦目は、田中洸多騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月14日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中洸多騎手（1戦0勝）。5頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村暁騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月5日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

10月12日、連闘で迎えた17戦目は、盛岡愛馬の会賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村暁騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた18戦目は、キリンFIRE賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村暁騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村暁騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木村暁騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

11月23日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で木村暁騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

11月30日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で木村暁騎手（8戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

12月7日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で木村暁騎手（9戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 小雪/重）に出走。鞍上は10戦連続で木村暁騎手（10戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた25戦目は、関本玲花騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

4歳（2021年）

1月3日、連闘で迎えた26戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

3月14日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は木村暁騎手（11戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着を確保した。

3月21日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（12戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

3月28日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村暁騎手（13戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアンビートンレインに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月6日、連闘で迎えた30戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

4月13日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は関本玲花騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1八（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本玲花騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1八（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村暁騎手（14戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のテソーロに1馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

5月25日、中1週で迎えた34戦目は、奥州湖賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月6日、中1週で迎えた35戦目は、クラスペディア賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は木村暁騎手（15戦2勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた36戦目は、タワーオブロンドン特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた37戦目は、ウインブライト特別（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は関本玲花騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村暁騎手（16戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた39戦目は、一般C1四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（17戦2勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のリメインオブザデイに3馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

8月23日、中2週で迎えた40戦目は、ブルートパーズ賞（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村暁騎手（18戦3勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた41戦目は、神尾香澄騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR盛岡第2戦（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた42戦目は、一般B2五（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は陶文峰騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた43戦目は、一般B2四（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は木村暁騎手（19戦3勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。