ハクサンマロン（2021年生、母アピアリング）

ハクサンマロン（2021年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+栗(仏)」。毛色は栗毛。種牡馬のハクサンムーン（当時12歳）と交配したアピアリングが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田湯牧場。主な勝ち鞍は2024年のハネムーン前に一発当てるぜ杯(一般C2三)。

経歴

デビュー前

新開幸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2024年）

3月16日、デビュー戦は石田拓郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた2戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着を確保した。

5月12日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したモスオーキッドに半馬身届かず2着に敗北した。

6月1日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原明良騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

8月10日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は石田拓郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

9月3日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた7戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の金沢競馬 Bプレミアム B特選（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、レギウスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

9月15日、中1週で迎えた8戦目は、ハネムーン前に一発当てるぜ杯（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤翔馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のサノノリッチに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月21日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、一般C1十（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤翔馬騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のラベンダーマカロンに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月2日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、エモエモ90祝4周年3DAYS!競馬部盃（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤翔馬騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように疾駆したが、ヤマメクィーンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月18日、中1週で迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、金沢競馬プレミアム（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1五（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2025年）

3月29日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般B2五（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のクリスリターンに2馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

4月29日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた15戦目は、娯楽のグランゼーラ杯（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のイロハニオエをアタマ差振り切って優勝

6月3日、中2週で迎えた16戦目は、一般B1四（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた17戦目は、金沢競馬プレミアム（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（4戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた18戦目は、第一回ニコバー金沢杯「誕生日ありがとう」（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた19戦目は、金沢競馬ナイター楽しみま賞杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で青柳正義騎手（6戦2勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、セラフィナイトに3/4馬身交わされて2着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた20戦目は、能登復興支援見附島賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で青柳正義騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。