マルカサファイヤ（2002年生、母マルカコマチ）

マルカサファイヤ（2002年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝石名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエリシオ（当時9歳）と交配したマルカコマチが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方19戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の一般C3。

経歴

デビュー前

北橋修二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

3月13日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、5着を確保した。

3月26日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた3戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

6月4日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は上野翔騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、6着を確保した。

8月6日、中8週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

8月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は上野翔騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、6着に終わった。

9月11日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月17日、中4週で迎えた9戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のタカノエクシードをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

11月21日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

11月27日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村松学騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた13戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた14戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

4歳（2006年）

1月3日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた16戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

3月25日、中9週で迎えた17戦目は、一般B3（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は村松学騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた18戦目は、一般B3（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（5戦1勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた19戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコウヨウロマンスを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

5月8日、連闘で迎えた20戦目は、一般C1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1以下（盛岡芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1以下（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

6月17日、中1週で迎えた23戦目は、北山崎特別（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

11月20日、約5か月の休み明けで迎えた24戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず12着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた25戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、シルバーステッキ賞（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた26戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は村松学騎手（6戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

5歳（2007年）

1月7日、連闘で迎えた27戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（7戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。