プラーヴィ（2020年生、母ワイメアビーチ）

プラーヴィ（2020年2月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「青色(セルビア語)。サッカーユーゴスラビア代表の愛称」。毛色は栗毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時8歳）と交配したワイメアビーチが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2022年のメイクデビュー中京(新馬)。

経歴

デビュー前

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月1日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るロイガヴェーグルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月26日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカトレアステークス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

3歳（2023年）

1月9日、中5週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月1日、中9週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマテンロウガイに半馬身届かず2着に敗北した。

5月14日、中5週で迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（京都ダート1800m 小雨/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6月17日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るエルゲルージを自慢の末脚で半馬身差し切って2勝目を収める

11月18日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの蹴上特別（京都ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

12月28日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの春待月賞（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

4歳（2024年）

3月3日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったカネトシブルームに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4月7日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの宝塚市制70周年記念（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（5戦2勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

5月25日、中6週で迎えた12戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のボールドゾーンに1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

6月23日、中3週で迎えた13戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの甲州街道ステークス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

10月5日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの赤富士ステークス（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（6戦2勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた15戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの錦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

5歳（2025年）

1月13日、中9週で迎えた16戦目は、A.A.ルメートル騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの雅ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。