ナリタサクラオー（1997年生、母ベストシルバー）

ナリタサクラオー（1997年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時8歳）と交配したベストシルバーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）沖田牧場。戦績は、中央平地26戦2勝2着7回、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の恵那特別(500万下)。

経歴

デビュー前

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

7月11日、デビュー戦は河北通騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったニホンピロロータスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗れた。

7月31日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダイナミックスターに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月5日、中2週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた6戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

11月28日、中8週で迎えた7戦目は、3歳500万下のかえで賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は河北通騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったダンツキャストに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

12月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下の千両賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンデントンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2000年）

1月9日、中3週で迎えた9戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で河北通騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

1月29日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下の寒桜賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた11戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月7日、約7か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は河北通騎手（7戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（8戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、エイシンコジーンに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

12月2日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は河北通騎手（9戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のホクトフレッチェに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

12月10日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の中京日経賞（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（10戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったオーパスセブンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2001年）

6月23日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上900万下の皆生特別（阪神芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。

5歳（2002年）

3月9日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から54kg戻して迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は河北通騎手（11戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

5月3日、中5週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマケイコーからクビ差の2着に惜敗した。

5月11日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月8日、約7か月の休養明けで迎えた22戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は河北通騎手（12戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

6歳（2003年）

1月19日、中5週で迎えた23戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ニックルフェザーに3/4馬身交わされて2着となった。

2月9日、連闘で迎えた25戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3月22日、中5週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下の伊良湖特別（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は河北通騎手（13戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

6月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、石狩特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月7日、中5週で迎えた28戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、Aiba浦河商店街特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた29戦目は、サツカーボーイ賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた30戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、静内町軽種馬生産振興会特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた31戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、ゼンノエルシド賞（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月2日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、中村裕司騎手を鞍上に迎えて、門別町建設協会特別（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（2004年）

1月2日、約3か月の休養明けで馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた33戦目は、緒方洋介騎手を鞍上に迎えて、一般A B（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた34戦目は、松崎行高・留美結婚記念特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で緒方洋介騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。