パワーアッシュ（2015年生、母マヤフィオーレ）

パワーアッシュ（2015年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋Ｈ（仏）。代表者のイニシャルより」。毛色は栗毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時12歳）と交配したマヤフィオーレが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高山博。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

11月19日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

3歳（2018年）

4月8日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のドストライクに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

9月29日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

10月8日、連闘で迎えた7戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

4歳（2019年）

2月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

3月10日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

8月7日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップアポロ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

8月17日、中0週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は和田翼騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（6戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

9月15日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（7戦1勝）。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

11月5日、中6週で迎えた16戦目は、加賀四湯賞勝クラス（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（8戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンライズチャージを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

11月30日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は亀田温心騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

5歳（2020年）

5月9日、約5か月半の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（9戦1勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

5月16日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

6月3日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた20戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラストリンクスに6馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

6月18日、中1週で迎えた21戦目は、黄梅特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた22戦目は、仲夏特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた24戦目は、デイリースポーツオンライン特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

8月26日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で廣瀬航騎手（5戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスリングショットを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を獲得した。

9月16日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた26戦目は、白露特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で廣瀬航騎手（6戦2勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた27戦目は、スポニチなにわ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で廣瀬航騎手（7戦2勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた28戦目は、霜降特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で廣瀬航騎手（8戦2勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた29戦目は、落葉特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で廣瀬航騎手（9戦2勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた30戦目は、近江牛特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で廣瀬航騎手（10戦2勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた31戦目は、酒米の王様山田錦杯（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で廣瀬航騎手（11戦2勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

6歳（2021年）

1月2日、中1週で迎えた32戦目は、2021初夢賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で廣瀬航騎手（12戦2勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。