マリブコーク（2020年生、母アンダルシア）

マリブコーク（2020年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「カクテル名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシルバーステート（当時7歳）と交配したアンダルシアが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は大柳ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方7戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2024年の不香の花特別(一般C11ロ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大柳ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、雅苑興業によって1,155万円で落札された。

小林真也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月26日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は440kg。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

3歳（2023年）

1月29日、中8週で迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

4月1日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

6月11日、中9週で迎えた5戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

8月5日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、6着に終わった。

2023年8月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月19日、中5週で馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた7戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、トキめきボランティア募集中賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、レッドカメリアに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月2日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、ハカイシンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月15日、中1週で迎えた9戦目は、本日・フードドライブ開催中杯（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2024年）

2月5日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C19（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフェアリーパインに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月20日、中1週で迎えた11戦目は、不香の花特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のユナヴィールを3/4馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。

3月8日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、朧月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3月22日、中1週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた13戦目は、オグリンの誕生日は特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。