ワンダークンナパー（2017年生、母ワンダープリマ）

ワンダークンナパー（2017年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋品質（タイ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のワンダーアキュート（当時11歳）と交配したワンダープリマが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は藤春修二。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月12日、デビュー戦は長岡禎仁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は516kg。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月19日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

12月7日、中6週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

12月15日、連闘で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長岡禎仁騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

3歳（2020年）

2月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で長岡禎仁騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るアポロファントムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で長岡禎仁騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。