ワイドサンクス（2000年生、母ミニスカート）

ワイドサンクス（2000年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋感謝」。毛色は鹿毛。種牡馬のエリシオ（当時7歳）と交配したミニスカートが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、中央障害2戦0勝、地方7戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の一般C2-5。

経歴

デビュー前

当歳のとき、藤原牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場され、幅田昌伸によって1,575万円で落札された。

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

4月19日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

7月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

7月12日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

9月7日、中5週で迎えた5戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた6戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

4歳（2004年）

3月27日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、田中亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月3日、連闘で迎えた8戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた9戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月20日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、大枝幹也騎手を鞍上に迎えて、一般C2-9（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテイエムクロシオに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月6日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大枝幹也騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2-5（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大枝幹也騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモキングに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

8月24日、中4週で迎えた13戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダテリュウにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

9月13日、中2週で迎えた14戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

5歳（2005年）

4月17日、約7か月の休み明けで迎えた15戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた16戦目は、金沢競馬売店組合冨田売店杯（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。