ヒラリ（2020年生、母フローラルカーヴ）

Hirari

2020.03.01

ヒラリ（2020年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「すばやく身をかわしたり、飛び移ったりするさま」。毛色は青鹿毛。種牡馬のモーリス（当時9歳）と交配したフローラルカーヴが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝2着3回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2023年の射手座特別(一般C1一)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、藤田晋によって6,424万円で落札された。

武幸四郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月17日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 雨/重）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、キミノナハマリアに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

11月12日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2023年）

4月16日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り 晴/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、4着に入った。

4月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

7月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたサクセスアイ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

8月13日、中2週で迎えた7戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したルカンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に敗れた。

11月24日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、射手座特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のジュラメントに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2024年）

2月22日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、魚座特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、藤田晋によって6,424万円で落札された。

新井清重厩舎（船橋）へ入厩。

3月25日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、桜月特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番ゲートからスタート。出走取消となった。