サダムアカイカゼ（2003年生、母エクスペダイト）

サダムアカイカゼ（2003年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋赤い風」。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時18歳）と交配したエクスペダイトが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）シンコーファーム。戦績は、中央平地24戦2勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

8歳のとき、YSスタッドから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、小川眞査雄によって84万円で落札された。

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

2月26日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 雨/不良）に出走。馬体重は416kg。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

4月16日、中4週で迎えた3戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

7月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に敗れた。

9月9日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

9月23日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月1日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のサンファイバーをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月22日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

12月2日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

4歳（2007年）

1月21日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の背振山特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

3月18日、中7週で迎えた12戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

5月26日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた15戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロイバーブリングを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

7月8日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず3着に終わった。

8月11日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の支笏湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

5歳（2008年）

2月24日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた18戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都ダート1900m 小雪/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

4月6日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の明石特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

6月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から24kg戻して迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は北村友一騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

8月16日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の支笏湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

8月24日、連闘で迎えた23戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のポプラステークス（札幌芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のライラック賞（札幌芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は北村友一騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。