ベアエクセレント（2020年生、母ベストフューチャー）

ベアエクセレント（2020年3月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+素晴らしい」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時17歳）と交配したベストフューチャーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤牧場。主な勝ち鞍は2023年のオニキス賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、佐藤牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、熊木浩によって1,265万円で落札された。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

12月3日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

3歳（2023年）

1月8日、中4週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

5月27日、中8週で迎えた4戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで崩れずに走り抜いたが、キタノチェロキーに交わされて1馬身差の2着となった。

6月18日、中2週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい11着に敗れた。

7月25日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦のオニキス賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアシモトヨシに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた7戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた8戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

4歳（2024年）

2月14日、中8週で迎えた9戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップミネルヴァ賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。