ヤマニンソルシェ（2010年生、母ヤマニントゥドロワ）

ヤマニンソルシェ（2010年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋魔法使い（仏）」。毛色は芦毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時17歳）と交配したヤマニントゥドロワが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は廣田光夫。戦績は、中央平地13戦0勝2着1回、地方20戦0勝。

経歴

デビュー前

星野忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月21日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月17日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

3歳（2013年）

1月27日、中5週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、4着を確保した。

2月17日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、ムードティアラに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

3月9日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入った。

4月20日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

6月8日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

7月7日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

8月4日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で江田照男騎手（7戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

8月25日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で江田照男騎手（8戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で江田照男騎手（9戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

10月25日、中5週で迎えた14戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の紅葉特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では賦性の闘争心でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、4着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた15戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、浦島特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

11月25日、中0週で迎えた16戦目は、プロキオン賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた17戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ジングルベル特別（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

4歳（2014年）

1月2日、中1週で迎えた18戦目は、激走賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた19戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、銀嶺特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

3月7日、中4週で迎えた20戦目は、千秋楽特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた21戦目は、鎌北湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた22戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、イースター特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

4月30日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた23戦目は、ハンデ戦の木蓮特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

5月23日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた24戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、北条五代特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

7月9日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた25戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、JAとまこまい広域メロン特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた26戦目は、優駿の里安平町アサヒメロン特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林靖幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた27戦目は、林幻騎手を鞍上に迎えて、紅葉葵特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた28戦目は、競馬ほのぼの観戦ツアー特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で林幻騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた29戦目は、しんとく新そば祭り特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で林幻騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた30戦目は、根室さんま祭り特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で林幻騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上B1-2～B3（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林靖幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた32戦目は、鵡川ししゃも特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林靖幸騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた33戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、Aiba静内祭特別（門別ダート1200m 雪/重）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。