シングフォアジョイ（2003年生、母シルバージョイ）

シングフォアジョイ（2003年2月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「嬉しくて歌ってしまう」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時8歳）と交配したシルバージョイが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦0勝2着3回。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、井上一郎によって840万円で落札された。

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

1月22日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3月19日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

6月18日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた4戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、メイショウダンケンに交わされて2馬身差の2着となった。

7月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた6戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、勝ったエスケーワシントンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月6日、中1週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、ブルーミングスノーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。