タヤスエステル（2000年生、母タヤススカッシュ）

タヤスエステル（2000年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋食品に利用する香料、馴染み易く牝馬らしい響きなので」。毛色は芦毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時8歳）と交配したタヤススカッシュが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は庫富ファーム。

経歴

デビュー前

高木嘉夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

9月7日、デビュー戦は柴田未崎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったカフェブルックリンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月15日、連闘で迎えた2戦目は、2歳新馬（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月20日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田未崎騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月7日、中6週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田未崎騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた5戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

3歳（2003年）

7月6日、約6か月半の休養明けで迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた7戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた8戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、イルドゥボーテに交わされて2馬身半差の2着となった。

9月13日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。