バルジール（2022年生、母ソロダンサー）

バルジール（2022年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「効率的に風を取り入れるための建築様式。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のルヴァンスレーヴ（当時7歳）と交配したソロダンサーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2025年の3歳以上C32 C41。

経歴

デビュー前

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

11月10日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2025年）

6月15日、約7か月の休み明けで迎えた2戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に敗れた。

9月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C32 C41（門別ダート1700m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のラディアンテに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月9日、中1週で迎えた4戦目は、がんばれ!Aiba浦河応援賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、フクノジョヴァンニにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C32 C41（門別ダート1200m 晴/稍重）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ラストカノンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月11日、中2週で迎えた6戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、グランシャリオドリーム82（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったレイホープに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。