モンブランミノル（2021年生、母アイアンヒロイン）

モンブランミノル（2021年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ケーキ+愛称」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキズナ（当時11歳）と交配したアイアンヒロインが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高松牧場。2025年のアルデバランステークス(オープン)で2着に入った他、2025年のレグルスステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高松牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、タイガーレーシングによって1,155万円で落札された。

小栗実厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

12月2日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー阪神（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマテンロウタイムを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月28日、中3週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの2歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したバロンドールを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3歳（2024年）

3月9日、中9週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスのゆきやなぎ賞（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を使えず3着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラスのアザレア賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったインザモーメントにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

6月8日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの駒ケ岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

6月29日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったマイノワールにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

7月13日、中1週で迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝2600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

9月16日、中8週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のソーニーイシューをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

10月12日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のミッキークレストに4馬身の差をつけて優勝

12月21日、中9週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの御陵ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（3戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るマーブルロックを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を獲得した。

4歳（2025年）

2月10日、中6週で迎えた11戦目は、アルデバランステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（4戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたブライアンセンス決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3月22日、中5週で迎えた12戦目は、レグルスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松山弘平騎手（5戦4勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したマーブルロックを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。