コスモトレント（2011年生、母スーパーアフリート）

コスモトレント（2011年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋激流」。毛色は栗毛。種牡馬のコンデュイット（当時6歳）と交配したスーパーアフリートが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、地方25戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の一般C3四五六七。

経歴

デビュー前

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

8月3日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月17日、中1週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

12月23日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

3歳（2014年）

1月28日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦のジャニュアリーフラワー賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

3月5日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳戦のアクアマリンフラワー賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

6月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

6月22日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

9月7日、中5週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

10月27日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の谷津干潟特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のベゴニア賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の師走特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

4歳（2015年）

1月16日、中3週で迎えた16戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2十四十五十六（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた19戦目は、桜月賞（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

4月17日、中4週で迎えた20戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた21戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、だいこん賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

5月14日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2十一十二（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

9月11日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、金曜日に乾杯!生ビールスクラッチ開催中!（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は小杉亮騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したグランヴァーグに3/4馬身届かず2着となった。

10月8日、中3週で迎えた24戦目は、ロイヤル三元記念（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた25戦目は、白秋賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小杉亮騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

11月12日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小杉亮騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の一般C2十七 C3一（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、4着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた28戦目は、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5歳（2016年）

2月16日、中6週で迎えた29戦目は、一般C3八九（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったアルトサックスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月8日、中2週で迎えた30戦目は、一般C3八九（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は小杉亮騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3三四五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた32戦目は、一般C3六七（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた33戦目は、一般C3四五六七（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（8戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブラックアースを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

5月4日、連闘で迎えた34戦目は、一般C3六七（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（9戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。