アイリスロード（2015年生、母マリアンヌカフェ）

アイリスロード（2015年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ギリシャ神話の虹の女神＋道」。毛色は青毛。種牡馬のキングヘイロー（当時20歳）と交配したマリアンヌカフェが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は春木ファーム。主な勝ち鞍は2019年の皆様に愛されて50年日本スタンダード記念(一般C2 牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、春木ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、春木ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、荻伏服部牧場によって216万円で落札された。

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

6月18日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

9月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったオウケンムーンに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

9月18日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く最後はエスポワールカフェと並んで7着同着となった。

10月15日、中3週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

12月23日、中9週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

3歳（2018年）

1月28日、中4週で迎えた6戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい17着に終わった。

4月8日、中9週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた7戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に敗れた。

6月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg戻して迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

9月16日、中3週で馬体重を前走から32kg増やして迎えた11戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るモモイロトイキを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

9月24日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のキサラギコマチに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月1日、連闘で馬体重を前走から7kg戻して迎えた13戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミーヤリープリーに4馬身の差をつけて制した。

10月8日、連闘で迎えた14戦目は、グリーンチャンネル賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマノミラクルに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月27日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、一般B2七（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のビクターウィナーに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月25日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で南郷家全騎手（5戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のテキサスハートに3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

12月9日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた17戦目は、ディセンバーカップ（水沢ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で南郷家全騎手（6戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2019年）

1月1日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた18戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の皆様に愛されて50年日本スタンダード記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るクオリティスタートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。

2月26日、中7週で迎えた19戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた20戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、NARGP最優秀賞金収得騎手賞記念（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた22戦目は、仲春特別（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（7戦6勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた23戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、皐月特別（水沢ダート1600m 雨/重）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

6月28日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた24戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、葵特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた25戦目は、大宮夏まつり賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のサードニクス特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた27戦目は、遊びを、まん中に。（株）よみうりランド（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた28戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、南区ふるさとふれあいフェア賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。