カシノワカサマ（2001年生、母ラベンターナ）

カシノワカサマ（2001年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋若様」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時9歳）と交配したラベンターナが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）上島牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方17戦4勝2着1回。2004年の荒尾ダービー(地方重賞)に勝利した他、2004年の荒炎賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上島牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、広松金次によって367.5万円で落札された。

山田勇厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2003年）

6月15日、デビュー戦は北村欣也騎手を鞍上に据えて、2歳戦のルーキーステージ（佐賀ダート900m 曇/稍重）に出走。馬体重は470kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリンリンランランに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月21日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（2戦1勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

10月18日、中9週で迎えた4戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村欣也騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

11月18日、中3週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の九州ジュニアグランプリ（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村欣也騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3歳（2004年）

1月26日、中9週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で北村欣也騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るホワイトウェルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

2月10日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で北村欣也騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で北村欣也騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るインターキングオーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

3月29日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で北村欣也騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳地方重賞の荒尾ダービー（荒尾ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で北村欣也騎手（9戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のエイエムボーイに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月2日、中2週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた11戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で北村欣也騎手（10戦4勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で北村欣也騎手（11戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

7月3日、中5週で迎えた13戦目は、初夏特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は13戦連続で北村欣也騎手（12戦4勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

8月4日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、3歳地方重賞の荒炎賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で北村欣也騎手（13戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスーパーブロッコから2馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で北村欣也騎手（14戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

4歳（2005年）

1月10日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた16戦目は、初春特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で北村欣也騎手（15戦4勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

1月23日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた17戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ第1戦（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

2月7日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた18戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は北村欣也騎手（16戦4勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。