アドマイヤアトム（2004年生、母アドマイヤモンロー）

アドマイヤアトム（2004年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋原子」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時8歳）と交配したアドマイヤモンローが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地4戦2勝、地方21戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の燕特別(500万下)。

経歴

デビュー前

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

4月29日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は540kg。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のナショナルホリデーに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

5歳（2009年）

7月4日、約26か月半の休み明けで迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の和田岬特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下の燕特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のファビラスボーイをハナ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

6歳（2010年）

5月9日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

7歳（2011年）

11月18日、約18か月半の休養明けで馬体重を前走から7kg戻して迎えた5戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1300m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

12月10日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、田野二十三士公園特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（2戦0勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず3着に終わった。

12月18日、連闘で迎えた8戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で上田将司騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るカフェドフレールを自慢の末脚で3/4馬身差し切って久しぶりに勝利を挙げた。

8歳（2012年）

1月16日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で上田将司騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

1月21日、連闘で馬体重を前走から7kg戻して迎えた10戦目は、佐々原藍子誕生日特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で上田将司騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で上田将司騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のゲットクールを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

2月27日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で上田将司騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月4日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3ロ（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で上田将司騎手（8戦2勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマルサンザクラに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月9日、連闘で迎えた14戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で上田将司騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のプレナスに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月25日、中1週で迎えた15戦目は、総理さくらんぼ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で上田将司騎手（10戦3勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず3着に終わった。

4月1日、連闘で迎えた16戦目は、一般C3イ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で上田将司騎手（11戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

4月8日、連闘で迎えた17戦目は、英雄坂本龍馬特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で上田将司騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

4月15日、連闘で迎えた18戦目は、一般C3イ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で上田将司騎手（13戦3勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

4月20日、連闘で迎えた19戦目は、敏さんご定年記念特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で上田将司騎手（14戦3勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったローテスイートピーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

5月6日、中1週で迎えた20戦目は、四万十仁井田米特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で上田将司騎手（15戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

5月13日、連闘で迎えた21戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で上田将司騎手（16戦3勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で上田将司騎手（17戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

8月6日、中8週で迎えた23戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は19戦連続で上田将司騎手（18戦3勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた24戦目は、美和記念特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は20戦連続で上田将司騎手（19戦3勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は21戦連続で上田将司騎手（20戦3勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。