エクステンシヴリー（2021年生、母グランドサッチャー）

エクステンシヴリー（2021年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「縦横無尽。天空を縦横無尽に駆け巡るペガサス(父父名)より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチセブン（当時15歳）と交配したグランドサッチャーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高昭牧場。

経歴

デビュー前

小栗実厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

7月1日、デビュー戦は今村聖奈騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は502kg。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

9月30日、中9週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

10月14日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた6戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

3歳（2024年）

1月23日、宮川実騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の室戸盃（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったブライトアゲインに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月4日、中1週で迎えた8戦目は、A.A.ルメートル騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でA.A.ルメートル騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

5月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、川端海翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。5着に終わった。