ジャングルパワー（2001年生、母カランドララーク）

ジャングルパワー（2001年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋力」。毛色は青鹿毛。種牡馬のソウルオブザマター（当時10歳）と交配したカランドララークが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方10戦5勝。2003年の園田ジュニアカップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中範雄厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2003年）

7月29日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のランチャハーバーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月10日、中5週で迎えた2戦目は、2歳T1（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフォーカスハスラーに1馬身の差をつけて2勝目を手にした。

10月11日、中3週で迎えた3戦目は、2歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦2勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

10月29日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦のプリンスリートロフィー（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

11月12日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のエイユーハーデイを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

11月26日、中1週で迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

12月30日、中4週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のネイビーズサンに1馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

3歳（2004年）

1月22日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の園田ユースカップ（園田ダート1400m 雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

2月1日、中0週で迎えた9戦目は、3歳オープンのバイオレットステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（7戦4勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

3月17日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、3歳戦のデイリースポーツ社賞（姫路ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（8戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラッキーシーズに1馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

10月11日、約7か月の休養明けで迎えた11戦目は、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（9戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい5着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた12戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のならヤマトポーク特別（園田ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。