ゲイリーマッハ（1983年生、母デユニラ）

ゲイリーマッハ（1983年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時9歳）と交配したデユニラが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）村下牧場。戦績は、中央平地17戦6勝2着4回。1986年の福島記念(ハンデG3)で2着に入った他、1986年の福島民友カップ(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

10月27日、10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月9日、9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったシルケットから3/4馬身差の2着に敗北した。

11月24日、8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアイゲンミッテルに9馬身の差をつけて勝利を掴み取った。

12月15日、15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のハイウェイダンサーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3歳（1986年）

1月18日、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって4着に終わった。

2月2日、3歳オープンのヒヤシンス賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたトウショウイージー決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月22日、3歳オープンのすみれ賞（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエルグランシャダイに1馬身1/4の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。

4月12日、3歳オープンの菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5月3日、3歳オープンの菖蒲特別（東京芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で増沢末夫騎手。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、息長く末脚を伸ばして、最後は2着のスーパーショットに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月24日、3歳G3のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で増沢末夫騎手。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

6月22日、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は酒井健二騎手。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

9月7日、ハンデG3の京王杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

9月27日、オータムスプリントステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアサクサエリートをハナ差振り切って勝利を掴んだ。

11月2日、福島民友カップ（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセッテジュノーに5馬身の差をつけて勝利を決めた。

11月16日、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ランニングフリーに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月20日、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたモンテジャパン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6歳（1989年）

6月25日、北陸ステークス（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で増沢末夫騎手。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。