トウカンアロマ（1997年生、母トウカンエンゼル）

トウカンアロマ（1997年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時17歳）と交配したトウカンエンゼルが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）越湖牧場。戦績は、中央平地26戦0勝、地方13戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年のグリーンチャレンジカップ。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

1月6日、デビュー戦は安田富男騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

2月12日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

4月9日、中7週で迎えた4戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

7月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のバルーンカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月23日、中2週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

9月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のグリーンチャレンジカップ（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアンジェロシチーをハナ差制して待望の初勝利を挙げた。

4歳（2001年）

2月18日、約5か月半の休養明けで迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた14戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1800m 雨/良）に出走。15頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた15戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の大森浜特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた18戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月2日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

10月2日、連闘で迎えた21戦目は、久保秀男騎手を鞍上に迎えて、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。13着に終わった。

5歳（2002年）

1月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の筑前特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた24戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、初花月特別（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた25戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

7月7日、中9週で迎えた28戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

7月13日、連闘で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

9月18日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた31戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた32戦目は、一般B2 C1（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で林陽介騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のワンダーラージに2馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

10月27日、中2週で迎えた33戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で林陽介騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた34戦目は、普賢岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で林陽介騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールドキャッスルから5馬身差の2着となった。

12月21日、中4週で迎えた35戦目は、俵山カップ（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で林陽介騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2003年）

3月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた36戦目は、一般B2 C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で林陽介騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた37戦目は、阿蘇根子岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で林陽介騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた38戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、りんどう賞（荒尾ダート2000m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったナンゴクトップランから3馬身差の2着となった。

5月28日、中2週で迎えた39戦目は、黒岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は林陽介騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。