スペイドアン（2021年生、母ヘヴンリーウインド）

Spade Un

2021.05.12

スペイドアン（2021年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「トランプのマークの1つ+冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のCalifornia Chrome（当時10歳）と交配したヘヴンリーウインドが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は今 牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、今牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、KOJIRACEによって1,705万円で落札された。

加藤士津八厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

9月23日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ハンデンカイザーに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

10月14日、中2週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、デビッドテソーロに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

11月25日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

3歳（2024年）

2月24日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のコパノエビータに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月9日、中1週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの山吹賞（中山芝2200m 外回り 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

8月3日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。