アイテイセブン（1985年生、母ローレルパーク）

アイテイセブン（1985年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栃栗毛。種牡馬のスマノダイドウ（当時15歳）と交配したローレルパークが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は田中元寿。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1987年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

庄野穂積厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

6月21日、デビュー戦は飯田明弘騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は416kg。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田明弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月22日、中5週で迎えた3戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた4戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のフミノタッチに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月26日、中1週で迎えた5戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた6戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳300万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、リンボートップに交わされて8馬身差の2着となった。

10月24日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系3歳300万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた9戦目は、アラ系3歳300万下のアラブ3歳特別（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系3歳300万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

3歳（1988年）

3月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下（中京ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら52kgの斤量を背負って出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上300万下（中京ダート1000m 曇/良）に牝馬ながら52kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。