ショウサンウルル（2006年生、母キングズラヴ）

ショウサンウルル（2006年5月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋潤んだ瞳で見つめられたので」。毛色は鹿毛。種牡馬のGrand Slam（当時11歳）と交配したキングズラヴが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、中央平地13戦3勝。主な勝ち鞍は2009年の皆生特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、バンダム牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、鈴木昭和によって1,470万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

2月28日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のコスモナダルに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月21日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レース、重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のレッドボルサリーノに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月3日、中3週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

7月5日、中8週で迎えた5戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の皆生特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のワールドワイドをハナ差振り切って3勝目をマークした。

8月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

11月15日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上1600万下の東北ステークス（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた8戦目は、I.メンディザバル騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2009ゴールデンスパートロフィー（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

12月20日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

12月27日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上1600万下の摩耶ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に敗れた。

4歳（2010年）

6月26日、約6か月の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

7月25日、中3週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の渡島特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に終わった。

5歳（2011年）

5月22日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に敗れた。