フォルテム（2022年生、母マダムアグライア）

フォルテム（2022年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勇ましい、勇敢な(ラテン語)。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のフィエールマン（当時7歳）と交配したマダムアグライアが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はディアレストクラブ。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ディアレストクラブから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、によって円で落札された。

千葉直人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

10月27日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず12着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた2戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

3歳（2025年）

1月11日、中8週で迎えた3戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、伸びてきたニシノヒナアラレ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

1月25日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長浜鴻緒騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で長浜鴻緒騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のノーブルライナーをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

4月5日、中5週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のチャーチルダウンズカップ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

5月31日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は長浜鴻緒騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

7月27日、中7週で迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のエフォートレスに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

8月10日、中1週で迎えた9戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの摩周湖特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のステラバルセロナに2馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

8月31日、中2週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの日高ステークス（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、T.マーカンド騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。