ナムラクレヴァ（2007年生、母ケイジヨイナー）

ナムラクレヴァ（2007年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋賢い」。毛色は青鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時9歳）と交配したケイジヨイナーが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）いとう牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方22戦2勝。主な勝ち鞍は2010年の一般C1二。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

8月15日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は470kg。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

9月13日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

3歳（2010年）

6月13日、約9か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

7月10日、中3週で迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた5戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

9月26日、中8週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着を確保した。

10月31日、中4週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた7戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた8戦目は、一般C1三（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月30日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた9戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るオールザマリオンを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月12日、中1週で迎えた10戦目は、ビッグゴールドメモリアル杯（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川添明弘騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた11戦目は、竹細工特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川添明弘騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

4歳（2011年）

1月5日、中1週で迎えた12戦目は、しいのき迎賓館特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川添明弘騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

4月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、復興支援がんばれ群馬県特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で川添明弘騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた14戦目は、智一&涼子結婚記念（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で川添明弘騎手（5戦1勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5月10日、中1週で迎えた15戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、復興を応援します野田村（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた16戦目は、美味しく食べて応援します。岩手県産野菜（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた17戦目は、泰広・良子結婚記念カップ（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた18戦目は、親方・年貢の納め時杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は川添明弘騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサウザンドライツを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

7月5日、中1週で迎えた19戦目は、一般B3二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川添明弘騎手（7戦2勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3三（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた21戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた22戦目は、片山津温泉湯のまつり特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

9月6日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、一般B3三（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は川添明弘騎手（8戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3三（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた25戦目は、三引獅子舞特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は川添明弘騎手（9戦2勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた26戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般B2一（盛岡ダート1800m 小雨/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた27戦目は、葉山めがね橋レース（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

12月11日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた28戦目は、JA岩手ふるさと前沢牛杯（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。