スループオブウォー（2012年生、母スムーズセイリング）

スループオブウォー（2012年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「戦闘用の帆走」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時11歳）と交配したスムーズセイリングが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、地方29戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年のアンバー賞。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月10日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

10月13日、中8週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入った。

11月23日、中2週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2015年）

1月18日、中7週で迎えた5戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3月21日、中8週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

4月25日、中4週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったベルウッドケルンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアンバー賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るステイリッチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月23日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

4歳（2016年）

1月23日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上はF.ベリー騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

2月27日、中4週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

5月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月28日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

9月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

10月9日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

11月12日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、ノベンバー特選（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月27日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた17戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、トパーズ特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた18戦目は、長崎街道鳴瀬宿特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたコパノウィルソン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5歳（2017年）

1月8日、中3週で迎えた19戦目は、ジャニュアリー特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた20戦目は、長崎街道嬉野宿特選（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた21戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、アメジスト特選（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のツースタークをハナ差振り切って久々に勝利を挙げた。

2月25日、中1週で迎えた22戦目は、長崎街道松原宿特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた23戦目は、マーチ特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は田中純騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた24戦目は、ダイヤモンド特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた25戦目は、エイプリル特選（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

7月8日、中9週で迎えた26戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、ルビー特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた27戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、ジュライ特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

9月30日、中9週で迎えた28戦目は、長崎街道神埼宿特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた29戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、オクトーバー特選（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた30戦目は、オパール特選（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月11日、中1週で迎えた31戦目は、ノベンバー特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた32戦目は、長崎街道小田宿特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったティーハウスに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

12月9日、中1週で迎えた33戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、ディセンバー特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したアンシャックルドにクビ差届かず2着となった。

12月24日、中1週で迎えた34戦目は、ターコイズ特選（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエーシンサミットをハナ差振り切って雨下の戦いを制した。

6歳（2018年）

1月8日、中1週で迎えた35戦目は、ジャニュアリー特選（佐賀ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は児島真二騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田中純騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた37戦目は、アメジスト特選（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた38戦目は、スノードロップ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた39戦目は、チューリップ賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた40戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は児島真二騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた41戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた42戦目は、デイジー賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた43戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。